マネックス証券から、マネックスカードで投信積立をするとマネックスポイントを1%還元される新制度が発表されました。
クレカ投信積立は既に楽天証券とSBI証券でもサービスが開始されています。楽天証券とSBI証券と比較して、マネックス証券のクレカ投信積立を解説します。
マネックス証券のクレカ投信積立の概要
還元率:1%
積立上限月額:5万円
還元されるポイント:マネックスポイント
対象銘柄:マネックス証券で取扱のある積立設定可能な全銘柄
サービス開始日:2022年1月以降
条件:マネックス証券口座を開設して、マネックスカードでクレカ投信積立を設定
こんな人にオススメ
・楽天証券やSBI証券で5万円以上投信積立をしている人
・マネックス証券を持っていて投信積立を考えている人
マネックス証券とは
マネックスグループが運営する証券会社です。ネット証券としてはSBI証券、楽天証券に次ぐ業界第3位の口座開設数の証券会社です。
マネックス証券の特徴は外国株に強みを持っていることです。ETF等を含めた外国株の取扱銘柄数は楽天証券やSBI証券よりも多いです。
また、IPOにも特徴があります。マネックス証券のIPOの抽選は公平です。普通の証券会社だとIPOの抽選は購入数量や過去の取引実績によって、当選がしやすくなっています。しかし、マネックス証券は購入数量に関わらず、一人一票の抽選権となるため、個人投資家にとってありがたい仕組みとなっています。
マネックスカードとは
マネックス証券とアプラスが発行するクレジットカードです。2021年5月に発行が開始されました。
発行条件
申込者が20才以上であることとマネックス証券の証券総合取引口座を持っていることが条件です。証券口座を持っていないと発行できない珍しいクレジットカードです。
年会費
初年度の年会費は無料で、翌年以降は550円(税込)の年会費がかかります。ただし、一年に一回以上の利用があると無料になります。
還元率
ポイント還元率は1%です。貰えるポイントはマネックスポイントで、マネックス証券の株式手数料に利用したり、コインチェックで暗号資産を購入する際に利用することが可能です。また、TポイントやAmazonギフト券、ANA,JALのマイルと交換することも可能です。
マネックス証券と楽天証券とSBI証券のクレカ投信積立比較
マネックス証券 | 楽天証券 | SBI証券 | |
ポイントの種類 | マネックスポイント | 楽天ポイント | Vポイント |
還元率 | 1% | 1% | 0.5% |
月毎の上限金額 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 |
ポイント再投資 | 不可能(2021年現在) | 可能 | 2022年5月から可能 |
積立可能銘柄数 | 1,188 | 2,535 | 2,504 |
マネックス証券は楽天証券と同等の還元率が1%であることが大きなメリットです。業界最大手であるSBI証券よりも高還元です。
月毎の上限金額はどの証券会社も変わりません。
現状のマネックス証券のデメリットはポイント再投資ができないことです。
マネックスポイントを使って暗号資産を購入することは可能ですが、投資信託が購入可能かは2021年10月現在アナウンスされていません。
マネックスポイントをTポイント等の他のポイントに交換して、SBI証券で投資信託を購入することは可能かもしれませんが、ポイント交換が必要なことやマネックス証券内で完結しないことから、私たち利用者からすると手間です。
積立可能銘柄数はマネックス証券は他の2社と比べて、半分以下になっています。しかし、大多数の人が設定するであろう、S&P500やVTI、オールカントリー等連動のインデックスファンドは設定されているため、特に問題無いかと思います。
マネックス証券の口座を開設するべき?
筆者はマネックス証券の口座は開設しておいた方が良いと思います。今回のような新しいサービスを始める際は、非常にお得なキャンペーンが開催される可能性が高いです。SBI証券が投信クレカ積立を開始した際も、ポイント還元が1.5%になるお得なキャンペーンが実施されています。
こういったお得なキャンペーンに乗り遅れないためにも、口座開設は無料ですので早めに行動しておいた方が良いかと思います。
また、証券口座を複数保有していることで、一つの証券口座がトラブルで止まった際でも他の証券口座を使用することができ、リスクヘッジになります。
まとめ
マネックス証券のクレカ投信積立について解説しました。還元率1%は楽天証券に並ぶ高還元です。既に楽天証券で満額の積立を行っている方にはオススメのサービスですので、是非利用を検討してみてください。