SBI証券で投資信託購入,保有でVポイントが貰える新制度の詳細が発表されました。Vポイントを貰うための条件やどのぐらいの還元率があるのか、楽天証券のポイント制度と比較してどうかを解説します。
Vポイントとは
Vポイントとは三井住友クレジットカード利用で貯まるポイントです。
貯まったVポイントは、Vポイントアプリにチャージすることで1ポイント1円でネットショッピングやコンビニで使用することが可能です。
SBI証券で投資信託の購入,保有でVポイントが貰えるようになる新制度が2021年6月末からスタートします。新制度に併せて、VポイントはSBI証券内で投資信託の買付に利用できるようになります。
Vポイントが貯まる二つの新サービス
投信積立サービス
概要
投資信託の定期買付の毎月上限50,000円まで三井住友カードが発行するクレジットカードで決済可能になり、決済金額の0.5%分のVポイントが付与されます。
一般NISAやつみたてNISAも対象となるため、現在SBI証券で投資信託を定期積立している方はMUSTで利用すべきお得な制度かと思います。
利用条件
SBI証券の投信積立サービスを三井住友カードが発行するクレジットカードで決済することが条件となります。積立買付が可能な投資信託であれば、全ての投資信託がポイント付与対象です。
Vポイントサービス
SBI証券では従来株式の取引手数料や投資信託の保有残高に応じてTポイントが付与される投信マイレージサービスという制度がありました。
今回、三井住友カードとの提携により新たにVポイントサービスが追加されたことに伴い、VポイントでもTポイント同様のポイント制度が設定されました。
Vポイントサービスと投信マイレージサービスは併用できません。Vポイントサービスは三井住友カード経由でSBI証券の口座を開設した方のみの制度になります。
元々SBI証券の口座を持っていた方や三井住友カード経由以外で口座を開設した方は、従来通りのTポイントの付与になります。貰えるポイントが違うだけで、どちらも1ポイント1円として使用できるため、どちらかがお得でどちらかが損ということはありません。
オススメの三井住友カード
三井住友カードに今年新たにNLカードという新しいクレジットカードが加わりました。三井住友カードには従来、年会費永年無料のカードはありませんでしたが、NLカードは年会費永年無料のカードです。投信積立サービスでせっかくポイントを貰っても、年会費を取られては旨みが減ってしまいますので、年会費永年無料は非常に大きなメリットです。
また、コンビニやマクドナルド等でタッチ決済をすることで、ポイントの還元率が最大5%になり、ポイントの還元率においても秀でているカードです。
防犯用にカードに番号が記載されておらず、スタイリッシュなデザインなのもグッドポイントです。
楽天証券との比較
楽天証券の投資信託つみたてとSBI証券の投信積立サービスを比較したのが以下の表になります。
SBI証券 | 楽天証券 | |
ポイントの種類 | Vポイント | 楽天ポイント |
還元率 | 0.5% | 1% |
月毎の上限金額 | 50,000円 | 50,000円 |
ポイント再投資 | 可能 | 可能 |
ポイント還元の上限金額は変わりませんが、ポイント還元率は楽天証券の方が大きいため楽天証券の方がお得になります。
ただし、現在楽天証券で毎月50,000円以上投資信託つみたてをしている方はSBI証券の新制度を利用することで、毎月100,000円分まではポイントつみたての対象になりお得になります。
楽天証券のポイント制度は以下の記事で詳細に解説しています。
まとめ
SBI証券で新たに始まるVポイントの付与サービスについて解説しました。
楽天証券と比較するとポイントの還元率は劣るものの、現在楽天証券で50,000円以上の投資信託積立を行っている方やSBI証券で投資信託積立をしている方は利用するべきお得な制度かと思います。
【追記】
Vポイントの還元が3倍になるキャンペーンが発表されましたので、以下の記事で詳細を解説しています。