【基本料0円？】新プランpovo2.0を楽天モバイルと比較

auからpovoの新プランpovo2.0が発表されました。従来のお得だったプランpovo1.0に比べて、更にお得なプランになりました。

povo2.0は使い方によって料金を変えることができ、基本料0を打ち出しています。基本料金無料で有名な楽天モバイルの楽天アンリミットと比較しながら解説します。

新プランpovo2.0の概要

「povo2.0」は2021年9月下旬からサービス開始予定のauの新プランです。これまでのpovo1.0と同様、オンラインのみの受付となります。

これまでのpovo1.0と違うのは使い方によって料金を変えられる(povoの中ではトッピングと呼んでいます)ようになったことです。

従来のpovo1.0は一律の月額20GBで2,728円(税込)でした。しかしpovo2.0では月額0円を基本として、そこから使いたいデータ量をトッピング(追加購入)することで、より価格をフレキシブルにすることができるようになります。

トッピングできる内容は以下の内容になります。

これまでのpovo1.0だと3GBの利用でも月額2,728円だったのが、povo2.0だと月額990円になります。20GBの利用で考えても、90日間60GBのトッピングを購入すれば月額2,163円になり、500円以上安くなります。

また、これまでのpovoは20歳以上しか契約できなかったのに対して、povo2.0は13歳以上から契約できるようになります。

また、au PAYでローソンやすき家で500円以上購入すると300MB貰える「#ギガ活」キャンペーンの開催もアナウンスされています。

これまでのpovo1.0には無かった柔軟性がpovo2.0にはあり、非常に魅力的になったと思います。

povo2.0について従来のpovoから一部改悪されている内容もありますので、紹介します。

・残データ容量0GBの時の通信速度
・24時間データ使い放題のトッピング料金

残データ容量が0GBの時の通信速度が従来のpovoが最大1Mbpsであったのに対して、povo2.0では最大128kbpsに低下しています。正直、最大128kbpsでは使い物にならないため、0円で使用されることを防ぐための改悪かと思います。

24時間データ使い放題の利用料金も税込220円から330円に引き上げられています。

1GBから28GBまでは楽天モバイルの料金プラン「楽天アンリミット」より「povo2.0」の方が安いという結果になりました。povo2.0はpovo1.0よりもどの通信量でも安いです。

ただし、電話を使用される方は電話かけ放題込みだと楽天アンリミットの方が安くなります。楽天モバイルには楽天リンクという国内の通話であればかけ放題のアプリがあります。povo2.0では5分以内のかけ放題が月額550円(税込)、制限なしのかけ放題が月額1,650円(税込)かかります。

下の記事でも解説していますが、楽天モバイルにはプラチナバンドと言われる4Gが繋がりやすい周波数帯が割り振られていません。

プラチナバンドは建物などによって電波の減衰をしづらく、プラチナバンドは屋内や地下での使用に影響があります。povoにはプラチナバンドが割り振られていることから、通信の安定性はpovoに分があると言えます。

筆者はauから楽天モバイルに乗り換えましたが、楽天モバイルはたまに通信が不安定になることがあると感じます。

povo2.0は最大128kbpsで楽天アンリミットは最大1Mbpsです。楽天アンリミットの方が最大10倍近く通信速度が早いことになります。

povo2.0は残データ容量0での使用は難しいでしょう。

楽天アンリミットは月のデータ利用量によって、自動で料金が決定します。povo2.0は都度トッピングを購入する必要があるため、楽天アンリミットより安く使用しようとすると非常に面倒です。

楽天モバイルの加入者は楽天市場での買い物の際に+1%のポイント還元を受けることができます。auにもau PAYマーケットというショッピングサイトがありますが、今のところpovo契約者向けの特典はありません。

Povo2.0はクレジットカードもしくは口座振替となっています。楽天モバイルはクレジットカードと口座振替に加えて楽天ポイントでの支払いも可能です。使いどころに困りがちな、楽天の期間限定ポイントで支払えるのは嬉しい点です。