【投資初心者必見】債券とは?債券と株の違い,関係を解説

節約術

今回は債券について紹介します。
投資に興味のある方は、株についてはよく耳にするかと思いますが、債券についてはあまり知識が無いという方も多いのでは無いでしょうか。
本記事では債券とは何か、どんな種類があるのか、株とどう違ってどんな関係があるのかを解説したいと思います。理想のポートフォリオを形成する上でも、債券は避けて通れないと思いますので、是非最後まで読んでみてください。

債券とは

債券とは、国や企業等の発行体が投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。平たく言うと国や企業が発行した借用書です。
国が発行すると国債、企業が発行すると社債になります。債券には満期があります。発行体は投資家に対して利息を付けてお金を返してくれます。
株と比較すると値幅の上がり下がりが少ない傾向になります。
債券の利率は債権の種類や発行体によって異なります。リスクの高い発行体であればあるほど、利率は高くなります。お金を返してもらえない可能性が高いところは、利率が高くなるということです。ちなみに日本国債は0.05%程です笑。日本国債が安全だと思われている証拠ですね。

債券の種類

債券には以下の種類があります。

債券と株の違い

債券と株は以下のような違いがあります。

債券
利回り低い高い
リスク低い高い
満期あるない

株式については以下の記事で解説していますので、参考にしてください。

債券と株とではそもそもお金の使われ方の目的が違います。
債券は国や企業にお金を貸します株は会社の未来に投資します。そのため、債券には期限がありお金を貸す対価として、決まった金利を受け取ります。債券は国や企業が投資家にする借金ですので、返済の義務があるわけです。株の場合は企業の未来に投資しているわけですので、企業は株のお金を返済する義務はありません

債券と株の関係について

債券は株と比較して、安全資産です。
つまり、好景気の時はリスク資産である株式の価値が上昇し、不況の時は安全資産である債券が上昇する傾向にあります。
株に全資産を投資していると、暴落の相場があった際に一気に資産が下落します。投資の基本は分散投資です。「卵は一つのカゴに盛るな」です。ポートフォリオの中に債券が入っていると、クッションとなり下落の幅を和らげてくれるわけです。
ただし、債券は株式と比較して利回りが低いため長期運用では株式の方に軍配が上がります。債券は株式と比較したときにローリスクローリターンのイメージです。

債券がオススメの人とは

ここからは私の個人的な意見になります。債券をオススメする人はこんな人です。

・あまりリスクを取りたくない人
・大きな資産があり、リスクを取らなくても債券の利回りで十分という人
・直近で資産を取り崩す必要があり、暴落に備えなければならない人

基本的に長期運用を目指すのであればポートフォリオに占める債権の割合は少なくて良いと思います。直近で不動産購入や子供の学費等で資産を取り崩す予定がある人は、暴落相場に備えて債券の割合を増やすのは有効です。

オススメの債券は?

オススメの債券はETF(上場投資信託)になりますがAGGとBNDです。どちらも米国債券のETFです。手堅く年利2〜3%の運用が期待できます。コロナショックの下落幅も4%程度と安定感を示しています。ただし、米国のETFですので為替による相場の変動があるため注意が必要です。

まとめ

債券について、債券とは何か、株式との違い、オススメの債券について解説しました。
分散投資という観点から債券にはメリットがあります。今回の記事が皆さんの理想のポートフォリオ形成のお役に立てれば嬉しいです。

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