【実際の収益も公開】自動販売機ビジネス

副収入

皆さんは自動販売機を普段利用していますか。暑いときは冷たい飲み物がすぐ手に入って、寒いときはあったかい飲み物がすぐ手に入って便利ですよね。
そんな自動販売機ですが、自販機設置のための少しの土地と電源さえあれば誰でも始めることが可能です。
私も家族が一台自動販売機を設置していますので、その収益も含めて自動販売機ビジネスの仕組みを解説していきます。

自販機設置のメリット

自動販売機設置のメリットは大きく3つあります。

①副収入を得ることができる
これが一番のメリットです。自販機を設置しておくだけで24時間365日皆さんの代わりに自動で稼いでくれます。どのくらい稼げるかは後ろのほうで実際の収益を公開していますので、そちらをご覧ください。

②利便性が上がる
自宅の近くに設置した場合は、すぐ飲み物を買うことができて便利です。不動産を管理されている方だと、住人の方の利便性向上につながり、物件に対する満足度の向上が期待できます。

③防犯対策になる
自販機を設置することで、周囲は自販機の明かりで夜中も明るくなります。周囲が明るいと窃盗などの犯罪が起こりにくくなるため、自販機は防犯対策に一役買ってくれます。


自販機設置のデメリットは…あまり思い浮かびません。笑
強いて言うなら、電気代で赤字になる可能性ぐらいでしょうか。仮に赤字になったとしても利便性向上や防犯対策のメリットがありますし、収益が見込めないところはそもそも業者が設置してくれないことが多いです。

自販機設置の概要

自動販売機は主に2種類の設置方法があります。
一つは運営を業者に全てお任せするフルオペレーション(フルオペ)という方式です。

私の家族が設置している自動販売機もこのフルオペレーション方式で運用しています。最初は業者さんに依頼して、自販機を設置できるかどうかの下見をしてもらうところから始まります。そのあとは基本的に業者さんが自販機の設置、補充、ゴミの回収、売り上げの回収等すべて行ってくれます。
もう一つは自動販売機の設置者が自販機の設置から補充、清掃等をすべて行うセミオペレーション(セミオペ)方式です。

結論としては、私はフルオペレーション方式をおススメします。フルオペ方式とセミオペ方式のメリットデメリットを見ていきましょう。

フルオペレーション方式のメリット

フルオペの最大のメリットは何と言っても、設置者が何もしなくていいということにつきます。一度、自販機を設置してしまえばあとは業者さんがすべて運営してくれるので、完全に不労所得になります。

フルオペレーション方式のデメリット

フルオペのデメリットは、セミオペと比較して設置者の収益が減ることです。フルオペ方式では、売値の20%ぐらいを設置者が受け取ることができます。それに対してセミオペ方式では、売値から仕入額を引いたお金を丸々受け取ることができます。ただし、フルオペとセミオペで生まれる収益の差額は、セミオペの仕入れたり、ごみの清掃をしたりする手間を考えると割に合わないと思います。

セミオペレーション方式のメリット

セミオペのメリットはフルオペのデメリットで挙げた利益が大きくなることの他に、誰でも設置可能ということが挙げられます。業者に運営を丸投げするフルオペ方式だと、あまり利益が出ないと判断されると、そもそも設置してくれません。セミオペだと自分自身で運営するので設置したいと思えば誰でも設置することができます。他には、フルオペでも対応可能な業者さんはいますが、セミオペだと設置者の好きな飲み物を置くことができます

セミオペレーション方式のデメリット

二つの大きなデメリットがあります。

1.運営が非常に面倒くさい

自動販売機の本体の購入から、飲み物の仕入れ、ゴミ箱の清掃、故障などがあったときのトラブル対応などすべて自分自身で対応しなくてはなりません。フルオペなら、これらを全て業者さんが対応してくれるので、とっても楽です。

2.初期費用がかかる

セミオペだと自販機の購入も自身で行わなくてはなりません。新品だと90万円~200万円、中古だと10万円~が相場のようです。ただ、あまり質の悪い自販機を設置してしまうと、電気代等が余計にかかりランニングコストが増加してしまいます。フルオペだとほとんどの場合、業者さんが自販機を無償で貸し出してくれますので初期費用無しで始めることができます。

フルオペとセミオペの比較表

評価項目フルオペセミオペ
初期費用×
設置審査
収益
手間×
商品の自由度
リスク×
総合評価×

不労所得という面で考えるとフルオペの圧勝かと思います。個人商店を営んでいる方ならセミオペで自販機を導入する価値はあるかもしれません。

自販機ビジネスの収益について

ここからは、フルオペ方式の収益について解説します。前述でフルオペの収益は売れた商品の2割程とお伝えしましたが、これに電気代を差し引いたものが実際の収益となります。よって、自販機の収益は以下の計算式になります。

収益=売れた本数×0.2(業者による)‐自販機の電気代

では、試しに具体的な計算をしていきましょう。

130円の飲み物が一日10本売れたとして、月に電気代が3000円かかったとします。そうすると収益は

収益=130×10×30×0.2‐3000 =4800円

となります。

何もせず、ただ自動販売機を置いただけで月4800円入ってくると考えるとかなり魅力的ですよね。売れる本数は自販機を設置する場所の立地、収益のマージンは自販機業者、電気代は設置する自販機の性能及び屋内か屋外等によってそれぞれ変わってきます。

実際の収益

私の家族が設置した自販機の実際の収益を公開いたします。

・設置場所:一人暮らし用マンション(24部屋)の一階
・片側2車線歩道有
・近隣に高校と大学有

期間:2020年7月

売れた本数:487本

売上金額:64,210円

収益費率:25%

電気代:約3,000円

収益:約13,000円 (電気代込み)

ただ設置しているだけで、13,000円も自動で入ってくるなんてすごいと思いませんか?

月によって売れる本数は変わってくると思うので、今後情報を追加していきたいと思います。

【追記】1年間設置した結果を記事にしました

売れ筋商品は?

サントリーの特茶ウィルキンソンの炭酸水はかなり売れているようで、売切れになっていることがあるようです。社会人が多く住むマンションの一階に設置しているので、朝にお茶を買っていったり、帰宅したときにお酒を割るために炭酸水を購入したりするようです。

自販機の立地によって売れ筋商品は変わってきますので、業者さんと相談してラインナップを決めていきましょう。

まとめ

自販機ビジネスについて解説しました。
ほとんどリスク無く導入できて尚且つ、不労所得になるので非常に魅力的ですよね。

現在自分の土地を持っている方はもちろん、今後土地をもつ予定の方は自販機設置することを頭に入れて検討すると良いかもしれません。

この記事が皆さんのより良い生活の一助となれば幸いです。それでは!

タイトルとURLをコピーしました